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ダーツの基礎知識2 -シャフトを折らないために- [知識]

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最近、シャフトが折れたことに関する質問が来ましたので、
シャフトが折れるメカニズムについて簡単に書いておきます。






投げたダーツが盤面で弾かれ、床に落下してシャフトが折れるという経験は
誰にでもあると思います。
せっかく購入したシャフトがその日のうちに折れると悲しいですよね?


シャフトは材質が樹脂でできている以上、折れるのを完全に防ぐことはできませんが、ある程度予防することができます。


気になりますよね??


別に何か特殊な細工を施すわけではありません。
やることはめっちゃ簡単です。



それは・・・



『シャフトをしっかり締めた状態で使用する』


ということ!めっちゃ簡単でしょ?

なぜこうするのかというと、シャフトが折れる最大の要因は、シャフトが緩んだ状態で落下する(外力を加えられる)ことだからです。



このメカニズムについて詳しく書くと、確実に読む気の失せる文章になるので書きません(笑)

多少の正確さを犠牲にして簡単に書くと、



すきまのある状態でシャフトとバレルの間に曲げるような力が加わると、シャフトのネジの谷の部分に力が集中して折れやすくなる。


13.jpg



でも、しっかり締まっていると、曲げる力はバレルとシャフトの密着面に分散されるので、ネジ部は折れにくくなる。


14.jpg


という感じです。


でもこれに対して、「ネジをしっかり締めると、もし折れたときに取れなくなりそうだから怖い。」という心配をする人がいます。
これはシャフトの材質にもよるのですが、極端にきつく締めない限りは大丈夫です。



なぜなら、ネジが折れた瞬間、ネジにかかっていた摩擦力(ネジが緩まないようにする力)がなくなるので、むしろネジはガタガタになります。


この状態になるとリムーバーがなくても取れます。



折れた後に残ったネジが取れなくなる原因は、ネジが伸びてしまったか、もともとネジ山の相性が良くないかのどちらかです。

16.jpg


画像にあるように、ネジをこれでもかというくらいきつく締めようとすると、シャフトはバレルに当たっているからこれ以上前に進めないのに、ネジ部だけはどんどん前に進もうとします。


すると、ネジが伸びるのです。
(材質によると書いたのは、ある程度伸びても元に戻る材質もあるからです。戻らないくらい伸びたらアウトです。)


ネジが伸びると、ネジ山の間隔が変わってしまうので、合わないネジを無理矢理ねじ込んだのと同じ状態になります。



こうなると、取るのは難しくなります。


しかしこれはめちゃくちゃ強く締めた場合のことですので、ある程度はしっかり締めることをオススメします♪




・・・・また長くなったorz


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