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ダーツの投げ方3 -縦ずれの修正方法- [投げ方]

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縦ズレを修正するには、



①リリースポイントを前後させる
②肘を上げる量を変える


の2種類があります。
・・・と、言いたいところですが、②はオススメしません。これに関して次のようなシーンを考えてみましょう。


龍太郎くんは何度投げてもダーツがBULLより下に刺さってしまい、困っています。上に修正するために、肘を以前よりも高く上げることにしました。その結果、入るようになりました。龍太郎くんはご満悦です。




・・・。

"Any problems?"(何か問題でも?)

"No! GJ!"(いや、彼はグレイトな修正をしたよ。)




いえいえとんでもない、問題ありまくりです。(たぶん英語にも)


そもそも、ダーツがBULLよりも下に刺さっていた理由は肘が低いからではありません。この図を思い出してください。


10.jpg


BULLの下に刺さる理由は、リリースが遅いからです。リリースゾーンを長めにとっても、それより遅れれば当然下に刺さります。


いいですか。肘を上げるのは、上に投げるためではありません。リリースゾーンを長めにとるためです。ここを勘違いしている人が多いので注意してください。


肘を上げて修正する人は、いずれまたリリースが遅れ始めます。そうすると、また修正するために肘を上げます。気がつけば20のダブルを狙うかのようなフォームでやっとBULLに届くように・・・え?じゃあ20のダブルへはどうやって投げるの?というようなことにならないようにしてくださいね。



本題に戻ります。縦ズレの修正方法としてオススメなのは①の方です。この方法の問題点は、感覚頼みという点です。そして、リリースするときの腕の速度が変わるという点です。リリースポイントを以前よりも早くしたら、その時点での腕の速度はどうなってるでしょうか?おそらく、以前のポイントよりも遅いですよね?この辺が、感覚との勝負になります。

「感覚?!龍太郎さんズルい!説明から逃げたでしょう!」

と憤りを隠せない人もいるでしょう。しかし、事実です。ダーツをやっている人を見ていて思うのは、感覚から逃げすぎです。何かと理論で固めようとします。まるで理論信者。彼らは理論こそが全てで、理論で全てを完璧に処理できると思い込んでいます。しかし、ダーツには感覚も必要です。


私の友人に、Rt.17で、フォームが非常に理論的で、リリースゾーンが長くかつリリースが適度に早く、脱力が上手で、まさに理想を絵に描いたような人がいます。そんな彼がある日私に言いました。


「どんなに練習しても、1投目は不安だよね。2投目は絶対に入れる自信があるんだけど、1投目だけは感覚だからさ。」


あなたの腕や目には、センサーがついていますか?どれくらいの角度で、どれくらいの力で、どれくらいの速さで投げているのか、正確に把握していますか?それが把握できていないのであれば、あなたは感覚に頼って投げています。みんなそうです。どんなトッププロも、感覚なんです。


「僕は感覚じゃありません!僕は90度の角度で自然にリリースすれば入ります!」


ではないんです。正しくは、


「90度だと自分が思い込んでいる角度で、入った当時のコンディションが再現できたときの自然だと感じた力でリリースすれば入ります。リリースの仕方やスタンスは意識していませんでした。あ、そういえばあの日は仕事で疲れていたかもしれません。



です。
感覚だらけです。



感覚に頼るな!正しいフォームを固めて、感覚に頼らなくても入るようにしろ!って言われたことがある人は多いでしょうが、正しいフォームを固めるのは感覚頼みの作業です。ビデオカメラでチェックしたくらいでは到底細かい部分(力の入れ具合、セットアップのときのBULLの見え方など)を把握することはできません。
余談が長くなりました^^;


結論!縦ズレは、リリースポイントを感覚的に前後させて修正すべし!


☆以下、超重要☆

※この記事は前回の記事【ダーツの投げ方2 -軌道の作り方-】ができているという前提で書かれています。そもそも投げるときに肘が下がるような人は、肘を上げるだけで改善されるでしょう。抱えている症状は人それぞれですので、あくまでも参考のひとつとされることを期待します。

《参考》
【ダーツの投げ方2 -軌道の作り方-】


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